飲まない人が、損しない。飲み会の傾斜つき割り勘アプリ
飲んだ量や立場に応じて支払額に差をつける「傾斜割り勘」。考え方はシンプルなのに、いざ会計の場でやろうとすると意外と手が止まります。幹事を何度もやってきた経験から、計算のしかたと、正直めんどうな部分の乗り越え方を書きます。
難しい話は抜きにします。傾斜割り勘は、次の1つの式だけ覚えれば足ります。
倍率というのは「ソフトドリンクの人を1としたとき、自分は何倍払うか」です。たとえば飲んだ人1.5倍、少し飲んだ人1.2倍、飲まない人1倍、と決めます。この倍率さえ決まれば、あとは算数です。
3人で11,000円の会。しっかり飲んだAさん、ビール1杯だけのBさん、ウーロン茶のCさんとします。倍率は1.5:1.2:1にしましょう。
まず倍率を合計します。1.5+1.2+1=3.7。あとは式に入れるだけです。
| 人 | 計算 | 支払額 |
|---|---|---|
| Aさん(のんだ) | 11,000×1.5÷3.7 | 約4,459円 |
| Bさん(すこし) | 11,000×1.2÷3.7 | 約3,568円 |
| Cさん(ソフドリ) | 11,000×1÷3.7 | 約2,973円 |
均等割りなら1人3,667円ですから、Cさんは700円ほど安くなり、その分をAさんが多めに持つ形になります。ちゃんと飲んだ量が金額に反映されました。
式は簡単です。でも実際の飲み会でこれをやると、3つの壁にぶつかります。
1つ目は端数です。4,459円なんて金額、誰も払えません。100円単位に丸めると今度は合計が合わなくなって、その調整でまた計算が発生します。
2つ目は立て替えです。1次会はAさんが払って、2次会はBさんが払って——となると、単に「いくら払うか」ではなく「誰が誰にいくら渡せば全体がチャラになるか」を解く必要があります。これを酔った頭で暗算するのは、正直むりです。私は何度か間違えて、翌日に謝りました。
3つ目は共有です。計算結果を口頭で伝えても、翌朝には誰も覚えていません。「俺いくらだっけ?」のLINEに1件ずつ返信することになります。
この3つの壁を全部さばいてくれるのが、当サイトののんだけ割りです。メンバーごとに「のんだ・すこし・ソフドリ」を選んで支払いを入力すると、傾斜計算から端数の丸め、「誰が誰にいくら」の精算方法まで一気に出ます。結果はURLで共有できるので、「俺いくらだっけ?」にはリンクを送り返すだけで済みます。
登録もインストールも不要で、無料です。倍率は1.5倍を標準に、スライダーで自由に変えられます。
「傾斜割り勘」には、飲んだ量ではなく役職や年次で差をつけるパターンもあります。会社の飲み会で部長が多めに出す、あれです。計算式は同じで、倍率の決め方が変わるだけです。上下で1.5〜2倍の差をつけるのが定番とされています。
のんだけ割りは「飲んだ量」用に作ってありますが、倍率を数字で直接入力できるので、役職傾斜にもそのまま使えます。